発達障害への理解~視覚優位性


2017年5月、NHKは発達障害のある人や周囲の人たちの暮らし方や働き方、悩みや対策を

1年間かけて複数の番組を通して伝えていく「発達障害プロジェクト」をスタートさせました。

発達障害の多様な姿を伝え、発達障害のあるなしに関わらず

一人ひとりの多様な感じ方や生き方への理解の促進をめざすことが目的だそうです。


私も、小学校の特別支援クラスに通う子どもたちと接しながら

彼らが普通とは違う感覚を持っていることがもっと理解していただけるとよいなと思うことがよくあります。

本人の日常の辛さが少しでも楽になるように。


外側からは分かりにくい脳機能に特性がある発達障害ですが、その特徴の一つ ~ 視覚優位性。

視覚が過敏だと直射日光や眩しさに弱く

その環境下では耐えがたく疲れやすいというハンディを背負っています。

屋外での体育の授業や屋上での避難訓練では、苦痛に耐えている様子がよく伝わってきました。

一般的な人が難なく過ごせる環境でも、彼らにはとても負担がかかっていて

それに耐えているだけでも、彼らはものすごく頑張っているのです。

教室や廊下では、掲示物など、もうあちらこちらに視線をさそう誘惑が多くて

つい寄り道したり注意をそがれてしまう。

他にも集団行動の苦手さなど

彼らにとって学校生活は平等なようであって、平等ではなかった。

彼らはたくさんの苦痛を、たくさん我慢していました。


彼らの個性が理解されると良いなと思う、もう一つの理由は

彼らがストレスフリーに生きやすくなるということは

彼らの才能やセンスを社会に存分に活かせることになるからです。

心身の異常な疲れという大きなアップダウンを日常的に繰り返しているわけですが

ダウンした部分をリカバーするためのエネルギーと時間を

別の強みとする特性の方に費やされたらと思うと、とても楽しみです。


発達障害とは、負担となるマイナス面の特性だけじゃないですね。

必ず強味となるプラスの特性があります。

本人たちは、その強みは自分にとっては当たり前に日常の一部となっているので

自分自身ではその強み・才能に気付けないことが多い。

ましてや子どもたちとなるとなお一層、そうだと思います。

誰かが気付かせてあげれば、自然とその強みは本人の中で意識づけされ伸びていきます。


今はちょうど運動会の練習が続いている毎日ですが、集団行動が苦手な子はこの練習が苦痛になります。

彼らに練習を課すかわりに、準備や片付けの手伝いを頼むと

ちっとも嫌がらずに溌剌と働いてくれます。

役割や仕事を誰よりもよろこんで引き受けてくれる。

仕事や役割を果たすことができたらうれしいのです。


弱点は強みの裏返しになりますから、個性を反対の角度から見つめれば

必ず強味に転換していけるはず。

弱点を補正することよりも、強み探しに着目することでストレスは消えていき

才能と自信に変わっていきますよ。




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