学校では、先生からの言葉に反応しないと居心地が悪くなりやすい~聴覚優位と視覚優位~

学校の授業は、これまでにも指摘されているかとは思いますが、聴覚優位の人に有利という場面があるかと思います。

ほとんどが口頭で解説されるため、聞きとる能力が高ければ内容がすんなり理解できますが、逆に聞く能力の発達がゆっくりの子どもは、なかなか人の言っている内容が理解できないでしょう。
そして記憶にも残りにくい。
指示に反応できるのも、時間差があるのではないでしょうか?


能力・・と言うと、能力の高低というイメージがつきまといますが、脳機能としての聴覚情報野が強いという特性や、発達状況の個体差だと受け止めてもらったらいいかと思います。


聴覚優位とは対照的に視覚優位がありますが、この人たちは映像から情報を収集・分析したり、理解したり、記憶しています。
さらにコミュニケーションにおいても、言語よりもイメージ画像や映像でやりとりをしています。
相手の言っていることを、いったん映像や画像に変換して理解したりするのです。


言語重視型の人と、(言葉を軽視してしまうかもしれない)視覚重視型の人がコミュニケーションをとっていると、かみ合っているようで実はかみ合っていず・・・
どこかですれ違いが起こってしまうかもしれませんね。


学校では、言葉での指示により理解させようとする場面が多くなりがちなので、脳内で画像を使って処理するタイプの子どもには、ついていけないこともあるかと思います。

脳機能の発達の進度がいずれ追いついてくればいいので、今できないことやみんなと同じではないことがあっても、深刻に受け止めないで大らかに見守ってあげたいですよね。
大切なのは、本人がそのことを過度に心配しないでいられるように導いてあげることです。


そして、視覚優位性の中でも、線優位性と色彩優位性があります。

子どもは概してカラフルなのが好きですが、線優位の子だと色彩にはそれほど興味を示さず、新聞を読むのが好きだったり、ノートが鉛筆で書き込まれただけの単調な白黒世界であっても、まったく飽きずに退屈さを感じません。

カラフル好きな子なら、色彩で識別や記憶に残りやすいように教材も色を利用して、白黒が好きなら色彩は抑えてあげるといいでしょう。



あなたの子どもたちは、何が好きで、何に反応しますか?


反応しにくいのに無理にそうさせようとすると、お互いにストレスになるだけなので、子どもたちが得意な分野からアプローチしてあげたいものですよね。


認知の優位性は大きく分けて聴覚、視覚ですが、さらに聴覚優位の中にも、言語優位と音優位があるように思われますし、さらに、全体優位と局所優位があります。

相手の言っていることや周りの状況について、全体から捉えようとするのか
局所にこだわったり、一つ一つの確認が必要なタイプがあります。


私は、子どもたちを分類したいのではないのですが、彼らの特性に沿って寄り添うのに、特性を知っていると有効だと実感してきました。

好きなスタイルでいい気分で取り組めると、どんどん乗ってきて学習も楽しくなりますよ。


親の方が、子どもの行動にイライラしてしまいがちな
「しなければいけないのに、しない」
「しなくてもいいことをこだわる」
「できてほしいのに、できない」という摩擦で、親子で疲れ合う消耗戦もできるだけ減らしたいですものね。


親子ともストレス・レスになるように、相手の個性を、脳の特性として受け止めてみるのも有効な手段かと思います。


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