「僕、チャイムのない学校がいい~」

昨年支援に関わらせていただいた小学校で、チャイムの合理性についても校長に話をきいてもらったことがありました。

校長も、以前からチャイムについては議論されてきた経緯があることを教えてくれましたが、これからどうしていくのか、さらに議論を重ねていく必要を感じます。


ある男の子が、究極の困り顔で「僕、チャイムのない学校がいい~」と切実に訴えてくる。

私もできればこの子には、チャイムに拘束されることなく過ごさせてあげたい・・・そう感じていましたし、他の子についても、チャイムですべてが割り振られている学校生活を窮屈に感じることが多くありました。

・せっかくノッているところで、チャイムがなって途切れてしまう。
・チャイムが鳴るまではこれを続けましょう、と伸びたゴムのように時間を過ごし我慢を強いられる。
・チャイムと同時に、蜘蛛の子を散らすように皆が教室へ駆け戻っていく。(そして廊下を走ると怒られる)教室に戻るのが遅れて怒られたくないから、みんな真顔です。
・徐々に、チャイムが鳴る時には教室で椅子に座っていられるようになっていく。
・休憩時間も「今、何時?」「あと何分?」とチャイムが気になって中途半端な遊びしかできない。

高学年男子にもなると、チャイムが鳴ろうが、教室に戻るのが遅れようが、それで叱られようが、先生から離反していく生徒やグループも出てくる。
高学年でも女子はとても従順でしたが。


チャイムを全否定するつもりはありません。
が、もうちょっと柔軟になんとかひねり案を考えたいと思ってしまいます。


そんな中、チャイムがない学校があるのだとおもしろい記事を見つけました。


朝日新聞2018/12/2(日)-いま子どもたちは-より抜粋
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桜丘中の挑戦

校則はない。チャイムも朝一度鳴るだけ。制服は着ても着なくてもいい。
タブレット端末や携帯電話も持ち込み可。
東京都世田谷区の閑静な住宅地にある区立桜丘中学校。
学校パンフレットの表紙には「Enjoy Difference , Enjoy DiverSity!」という言葉がある。
多様な子どもに合わせた柔軟な教育に挑戦していることで、知る人ぞ知る学校だ。
各学年4、5学級のうち各40人前後は、学区外から転居するなどして入学してくる。
(中略)
教室に入りづらい、気分が悪い、部活に行きたくない、不登校、発達障害・・・。どんな子も個性を生かして生き生きと中学生活を送り、勉強できる環境を整えるのがこの学校のモットーだ。
壁となる「学校の常識」があれば、取り払う。ユニバーサルデザインの授業やプログラミング教育、英語教育、楽しい学校生活を送るためのアンケートなど、いいものは積極的に採り入れ、教師間の風通しもよくして、教員全員で全生徒を見るようにしている。

【校長の言葉より】
生徒も教師も、もって生まれた個性が輝くような教育をめざす。
提案があれば前例にこだわらず柔軟に変えていく。
学校は器でしかない。
何よりも一人ひとりの子どもたちが生き生きと学べる場であることが一番。
まだ、桜丘中学は改革途上です。
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職員室前の廊下には、テーブルや手元ライト、電気ストーブ、ハンモック、ロボットなどさまざまなアイテムが揃っており、授業に入りづらい子たちがここで勉強する居場所となるらしいです。
生徒たちは、この職員室前のスペースを利用して自己学習しながら、自分なりにバランスをとって出れる授業に参加しているとのことです。

自由と多様さ。
インクルーシブ教育やプログラミング教育など、新しいことに次々と挑戦している桜丘中の取り組みは、全国の学校教育に波紋が広がっていくのではないでしょうか。


これまでと同じことを続けていく教育、これまでと同じように教育していく時代はもう終わりを迎えつつあります。

日本にもいくつかあるシュタイナー教育学校や、軽井沢風越学園、堀江貴文氏が高等学校開校に見られるように、従来の学校体制とは違う、新しい教育を創る動きが加速しているようです。



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