冬休み~高学年おすすめ図書『スターガール』


類稀なる突出した才能と感性、常識に縛られない感覚、それらを併せ持つ子どもたちに歩み寄りやすい本を見つけました。


スターガール
スターガール


主人公の女の子”スターガール”と、彼女を好きになった男の子のストーリーです。

スターガールは、ホーム・スクーリング中の女の子。学校に通っていません。日本語にするなら不登校でしょうか。

そんな現代社会にハマれないスターガールと、彼女のセンスと才能に魅力を感じながら、一定の距離以上は近づけない一般的な感覚を持つ男の子の物語です。

スターガールは、年齢や状況に影響されず誰にでも同じように親しみ近づいていきます。
対人関係に境界線や距離といったものがありません。

他にも、自然に博愛平和主義を貫けてしまうスターガールがどんな感覚で生きているのか、多感な年代の心理描写がわかりやすかったです。


この本は、自分はHSPなのでは?と感じる大人の方にもおすすめできる作品だと思います。

なかなか人に理解されにくい・・
自分は人とは感覚が違う・・
多くの人が熱中することやおもしろがることに興味を持てない、など、感じたことがありませんか?

そんな気持ちを抱いたことがあるなら、スターガールの存在にとても共感でき、自分はこれでよいのだと納得できる本だと思います。


スターガールと、彼女を好きになった普通の男の子との対比も鮮やかです。

男の子が、スターガールを”普通の女の子”と同じような振る舞いをさせたくなる心理。
これまで通りの世の中の仕組みにはめ込もうとする圧力。
多数派に所属していることで得られる正当性という優越感。
集団に属していることで得られる安心感など。

男の子に象徴される”平均”に安泰していたい感覚が、スターガールの出現によってその安全と優位性が脅かされ、それを守るために一層強固に集結していく様子がよく分かります。
そして異質のものを排除しようと、いじめへと発展してしまう。


彼に象徴された
”これまで通り”
”多数派でありたい”
”平均的でこそ正当”
そんな風潮に傷ついてしまうスターガール。


今の時代は、まだまだスターガールには生きづらい環境のようですが、彼女が奇抜に目立とうとしているわけではなく、そうなってしまう様子がわかりやすく描かれています。
一般的にはなかなか理解されず受け入れられないスターガールですが、周囲にあわせて自分を変えることなく、出会う人との真心からの交流が変化を巻きおこしていきます。

学校に行っていない子ども本人には、共感できて自信につながればと思います。
ティーンエイジャーから大人まで、”社会的な正当性とは?”という疑問を投げかけ
一風違うように見える子どもさんを子育て中の親の方や関わる大人の方には、彼らの世界観に近づける図書かとおすすめいたします。



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